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学部カリキュラムFACULTYPRACTICE

学部カリキュラム

学部カリキュラム

学際領域、人文分野の教育にも力を入れています!

化学を近代的な学問に高めたのはラボアジェであると言われてます。その後、工学と結びついた化学工業が成立して、豊かな社会の実現に貢献してきました。最近では、さまざまな環境問題、サスティナビリティ(持続性)にも目が向けられています。それには、専門分野に留まらな幅広い知識が必要です。

応化機能では、境界領域や人文系分野を含めた教育に取り組んでいます。伝統的なコア科目については幅広い学生実験メニューを用意しています。私たちは、学部生の皆さんが、化学の研究スキルを涵養できることを第一に考えています。

学生実験で研究スキルを身につけよう!

原子・分子レベルでの物質の性質と変化を研究する分野である「化学」では、自然科学のどの分野にも増して、「実験研究」が学術分野の基礎を支える重要な要素となっています。その重要性は19世紀の化学の黎明期から、ナノテクノロジー、バイオテクノロジーを取り込み、「物質科学」として更なる発展を続ける現代においても変わることはありません。21世紀のエネルギー・環境問題を解決する革新的技術やノーベル化学賞に輝く画期的発見も、全ては大学や企業での研究者の日々の実験の中から生み出されるのです。
 有機・無機・分析・高分子などの伝統的な化学の分野に加え、応用物理やバイオテクノロジー、さらに計算化学に至るまで、現代物質科学の先端研究を行うためには、幅広い知識と実験技術が必要とされています。 

 こうした学術的・社会的要請に応えるために、機能クラスでは物質科学工学実験(第一~第三)を講義科目と同等に「教育カリキュラムの最も重要な基盤」と位置づけ取り組んできました。 
 物質科学工学実験(第一~第三)では、2年前期に全学科目として開講される自然科学総合実験を踏まえ、2、3年次に講義で学ぶ物質科学の各分野の基礎知識を、実験実習を通しより深く理解していきます。また同時に第一から第三に向けて基礎から段階的に専門性を高めてゆくことで、3年終了時には、4年次に卒業研究として「最先端研究」を行うため必要な知識と実験技術の基本が過不足なく身につくような実験カリキュラム編成となっています。 

 1年半にわたる実験実習ときいて、長いと大変に感じる人もいるかもしれません。ですが、2年次後期から3年次前期の第一と第二は、物質科学(化学)の広い分野(有機、無機、分析、高分子、計算)の基礎実験技術をバランスよく身につけるために、理工系学部の1年間の化学実験カリキュラムとしてスタンダードな実習内容と実習時間で構成しています。

先輩からのメッセージ

Q. コース分けで機能クラスを「第一志望」にした理由は?

  • 応用化学は物理学、生物学、環境科学などの様々な分野とのつながりがあり、機能教室では化学の分野だけにとどまらず、これらの分野と直結したより幅広い知識が習得できると思ったから。
  • いわゆる化学実験が好きだったので、応用化学にしようと思っていた。機能は合成してからの評価重視というイメージがあった。
  • 大学には勉強するために入ったのであって、機能クラスは研究のアクティビティが高く、さらに他のクラスと比較して所属している研究室の研究領域が幅広く、多くのことを学ぶことができると考えたため。
  • 研究分野が幅広いから。材料とか無機とか有機とか光科学。進路分け時に、私はただの1年生、将来のことはまだわからなかった。それで幅広い分野を選んで、後で自分の将来をゆっくりしっかり考える。
  • 無機系・有機系・分析系・理論計算系・生化学系・高分子系と1つのコースで多岐にわたる分野を行っていることに魅力を感じた。実際に研究室選択時に もじっくり考えることができた。

Q. 機能クラスの学生実験は「分野の幅が広く、実験量も多く大変だ」という声をききますが、大変なだけでしたか?

  • 経験したことのない分野の実験ができたので良かったです。自分の興味がなかった分野であっても、実験を通してその面白さを知ることができたと思います。また、実験で機能クラスのみんなと協力しあったことで、より仲良くなれたと思います。
  • 修士になった今、思い起こしてみると学生実験の幅広い知識と技術が今の自分の基盤となっています。
  • 有機・無機・分析など多岐にわたる分野の学生実験があり、各学生実験でそれぞれ諮問、レポートもあり、将来自分が入る研究室以外でも基礎知識がつく。
  • 他コースとの比較はできませんが、機能の実験は、1)幅広く、充実している、2)やさしくて面白いTAが多い。3)クラスのみんなと仲良くなれるなどが特徴だとおもいます。
  • 他のコースと比べると多少きつい内容だったかもしれないが、このような経験は必ず生かされると考えているので、各研究室の実験が行えてよかったと思っている。

Q. 機能クラスの長所としてアピールしたい点があれば、自由に書いてください

  •  あまり分野を限定せずに就職活動ができる。実験時間が長い分、生徒同士仲良くなり易い。
  • きついこともありますが、それ以上に楽しさや喜びがたくさんあります!他では、この感じは味わえないんじゃないかなあ。研究室に入って、本格的に実験をはじめて、毎日充実した生活を送っています。まだ、何がやりたいかはっきり決めていない人も、機能ではきっと何か自分のやりたいことが見つかるのではないかと思います。
  •  (就職希望の学生へ) 就職は非常に良いと思われる。また、研究活動は大変ではあるが、将来就職するにあたって、職場は研究室以上に厳しいものだと思うので、学生のうちにしっかりと鍛えられたほうが就職してからうまくやっていけるはずである。(研究希望の学生へ) 各研究室の教員は非常に研究に熱心で、施設もそろっているので研究環境としては非常によい。
  • 卒研発表や大学院の諮問では、機能の幅広い分野の人にプレゼンテーションをしなければなりません。この経験は就職の面接時にとても役に立ちます。
  • 機能クラスに研究テーマはそれが何に使用されるのか、と言うことが明確であるような気がする。よって自分が考えたモノが世の中に広まって、多くの人に利用されたいと思う人は、機能クラスが良いと思う。

アンケート(2007年7月実施)の全文は以下のリンクから。

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