九州大学大学院工学研究院応用化学部門 機能材料化学分野 田中研究室

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こんにちは、博士1年の川原です!

9月に入ってもなお厳しい暑さが続いておりますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
研究室での日々はあっという間に過ぎるもので、2度目のブログの執筆を担当させていただきます。
今回は、研究活動を通して「アツい」と思った出来事について書かせていただきます。
*気温の暑さのことではございません!

ところで、「アツい」と言葉に対しどのようなイメージを持つでしょうか。このアツいという言葉ですが、「気持ちが高まって胸が熱くなる」状態を指すようで、若者言葉として近年になり広く浸透しているように感じます。少し前のことでいえば、「ヤバい」などの若者言葉がございました。

話は戻りますが、研究活動をスタートさせて以来、最もアツいと感じる出来事がありました。それは執筆した論文が学術雑誌にアクセプトされ、論文投稿が実現したことです。
自身の研究活動が世界から認められ、そして、脈々と続いている科学の発展に寄与できたと考えると、とても感慨深いものがありました。
加えて、研究内容について一枚のイラストに落とし込んだカバーアートが、supplementary coverに採用されました。この時の感情を一言で表すと、「アツい」ですね!

今回、研究成果を論文としてまとめるにあたり、ものの見方や考え方が大きく変化いたしました。一つは、これまでも事象に対しなぜ?と考えることはありましたが、そのなぜ?を追求する姿勢や取り組み方が変わりました。わかったように感じていることでも、そのさらに深い部分には、更なる理解の深淵が存在しており、常に考え続けわかるということを追求してくことが必要であると感じました。

そして、論文という適切な文章を書くためには、言葉というものについて更なる理解が必要でありました。言葉の指し示す内容には範囲があり、読み手により言葉の解釈は変わり得るものであるため、あいまいな表現を無くし、適切に伝える工夫を行う必要があると感じました。

そこで、冒頭に述べた「アツい」ですが、どのような意味に受け取られるでしょうか。このような、若者言葉は、様々な意味を含めることが出来、便利であることからつい使用してしまいます。しかし、言葉の指し示す範囲が広いということは、誤解を与える危険性もはらんでおります。今後、研究者として活動し、成果を適切に発信してくためには、言葉のもつ意味をよく考え、使用していくことの重要性をつよく感じました。
最後になりますが、論文執筆という貴重な機会をくださった先生方には深く感謝を申し上げます。

非常に稚拙な文章ではございましたが、読んでいただきありがとうございました。もっと精巧な文章を書き、自身の意見を適切に発信することが出来る研究者になれるように精進して参ります。

機能材料化学分野

田中研究室

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