最先端有機光
エレクトロニクス研究センター

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福岡市西区元岡744
最先端有機光エレクトロニクスセンター

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ご挨拶

 本センターでは、世界に先駆け次世代の有機光エレクトロニクス用材料である熱活性化遅延蛍光(TADF)分子の創出に成功しました。これによりOLEDをはじめ有機光エレクトロニクスの新たな可能性の扉を開けることができました。有機分子は無限の可能性を持っています。私たちは、有機分子が持つ本質的な光・電子特性の活用とその多彩な立体凝集構造に立脚した新規デバイスの創出を進めて行きます。新しい有機半導体の学理を確立すると共に、知的財産権の確保を進め、世界をリードする有機半導体デバイスの新産業創出に繋げて参ります。そのためには、Physicist(物理)とChemist(化学)の融合に加え、電気・電子・情報システムの専門家、さらには、研究・ビジネス戦略の専門チームとも一体となった研究開発体制が必要とされます。特に、CT状態の多彩な制御を念頭に、量子分子エレクトロニクスの研究分野の開拓を進めて行き、分子素子やバイオエレクトロニクス等の次々世代の有機・バイオデバイスへの展開が当センターの大きなミッションです。国内外の優秀な若い異分野研究者の融合が今後益々重要と考えており、広い国際的な視野に立ったイノベーティブな研究成果の創出を目指していきます。

2023年10月26日
安達千波矢