Research

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9. 水溶性ポルフィリノイド


9-1. 水溶性二重N-混乱ヘキサフィリン

当研究室で合成されたNCP、NFPや拡張ポルフィリンを水溶化し生体関連分野への応用を目的に研究を行っている。 水溶性二重N-混乱ヘキサフィリンは水中で亜鉛イオンと特異的に相互作用し蛍光強度を増大させることから、 近赤外亜鉛イオンセンサーとしての応用が期待されている。(Chem. Commun. 2010)


9-2. 四重鎖DNAと水溶性ポルフィリノイドの相互作用

四重鎖DNAはヒトの染色体末端に存在するDNA配列であり、 老化や癌と非常に関わりがあることから広く研究されている。 水溶性ポルフィリン類縁体は四重鎖DNAとの親和性が高く、両者の相互作用に注目が集まっている。 当研究室で合成された水溶性NFPがナトリウム存在下において四重鎖DNAを アンチパラレル型からパラレル型のコンフォメーションへと誘起することを明らかにした。(Org. Biomol. Chem. 2011)


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