皆様、はじめまして。
第2回のブログを担当させて頂きます、博士後期課程3年の阿部建樹です。
未だ終わりの見えないコロナ禍において、以前と全く同じというわけには決していきませんが、私は楽しく研究生活を過ごしております。このブログを通し、田中研究室での研究生活はどのような感じなのかを読者の方々にお伝えできればと思います。そして、学部生の皆様や偶然でもこのブログを読まれた方々にとって、何かしらの参考になれば幸いです。
さて、今回私が取り上げる内容は、研究成果が学術雑誌に掲載されたことです。(タイトルで既に明らかなのはお許し下さい)
トップ画像にあるように、「Applied Physics Letters(通称APL、米国物理学協会発行の学術雑誌)」に、「An effect of crystallographic distortion on carrier mobility in poly(3-hexylthiophene) thin films」というタイトルの論文を掲載頂きました。
簡潔に申し上げますと、”有機薄膜太陽電池などに用いられる高分子半導体薄膜中の正孔移動度に及ぼす結晶学的乱れの効果を明らかにした”という内容です。(わかりづらくて申し訳ありません( ;∀;) )
研究をしていると、その成果を学術論文や特許という形として世の中に発信するということを漠然とでもご存じの方は多いと思います。成果を形にするのはどのような気分なのか気になる方へ私の経験から申し上げますと、感無量の一言に尽きます。実験や考察が上手く進まず落ち込むときもありましたが、悩んだ分だけ喜びもひとしおです。論文を作成するプロセスは、研究背景や立ち位置を理解する、工夫しながら実験をする、結果を考察する、多くの方々と議論を行うなど、研究の核たる部分が詰まっており、本当に楽しいものです。これから研究を始めるという方々で田中研究室に興味のある方がいらっしゃれば、是非ご一報を!一緒に研究を楽しみましょう。
研究の話などは次の機会でできればと思っておりますので、次回もお楽しみに(^^)/
皆様もお体に気を付けてお過ごしください。