九州大学大学院工学研究院応用化学部門 機能材料化学分野 田中研究室

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 産休・育休から復帰しました。

こんにちは。第5回目のブログを担当する、田中研スタッフの織田です。
授業では、主に2・3年生の学生実験の担当、研究室では、学生さんたちの指導や、自分の研究(実験)、研究室の試薬や実験装置の管理等を行っています。
私事ですが、少し前に、出産・育児のための休業から復職しました。この1年くらいの間に、大学の授業、研究室での検討討議、学会での発表等々、色々なことがオンライン化されていて、復帰直後は浦島太郎のような気分でした。さらに、子どもとの保育園&大学生活が始まり、生活が一変。最近になって、やっと、この新生活にも慣れてきたかなと感じています。多分に私事を含みますが、今回は、そんな新生活のことを少し書かせていただきます。

学生の頃から、将来は、仕事と家庭とが両立した生活ができるといいなぁという、漠然とした憧れはありました。しかし、私が学生時代に所属していた理学部化学科では、同級生の約20%は女子学生だったけれど、教員には女性は非常に少なく、出産後に復帰された方や、小さな子どもを育てながら仕事(研究職)をされる方を間近で見る機会がほとんどありませんでした。この工学部・工学研究院で仕事を始めてからも、やはりほぼ同じで、実際、どんな生活になるのか全く想像できていませんでした。

そのため、産休に入る前や復職するときは、子どもに寂しい思いをさせないだろうか、ちゃんと生活していけるだろうか、仕事で迷惑をかけないだろうか、等々、非常に不安でしたが、研究室の先生方・スタッフの方々が様々な面で助けて下さり、学生さんたちも気遣って下さり、毎日を安心して過ごすことができています。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

さて、その、全く想像できていなかった両立生活が始まって、数か月になります。
以前は、仕事から帰った後の、超適当な夕食と好きな缶ビールがささやかなご褒美タイムでしたが、今や、毎晩お風呂上りに高速ハイハイで動き回る息子をつかまえるのに必死で、寝かしつけながら力尽きて自分も寝てしまい、夜ご飯を食べそびれることもしばしば。にぎやかで幸せな毎日ですが、こんなに体力が必要とは!!知りませんでした。
これまで一人で自由に時間を使い、よい結果が出そうであれば平日遅くても土日であっても好きなだけ粘って実験できていたのが、思うようにできなくなったのは辛いなと思うこともあります。しかし、毎日、保育園のお迎えの時間、ママを見つけるなり満面の笑みで手を振る子どもの顔を見ると、やっぱり早く迎えに行ってあげたいなと思います。そのためにも、時間をもっと効率よく使えるよう、工夫しなければと思います。

もっと、世の中で「リケジョ」研究者が増えるといいですね!そうしたら、色々な体験談も気軽に聞くことができ、学生さんも将来の生活や夢を描きやすいだろうし、私も含め、効率的な時間の使い方など、実質的なことについても相談しやすいだろうなと思います。

田中研でも、「リケジョ」学生・研究員の方々が日々頑張っています。
もちろん、男女問わず、学生の皆さんは、将来の夢や憧れに向かって、今しかできないことを是非頑張ってください。田中研で勉強してもらうのも、大歓迎ですよ!!^ ^

機能材料化学分野

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